ぶらり イタリア・南チロル

ドロミテを望む南チロルの街より、現地情報をお伝えします。

南チロル?

南チロルがどこにあるのか?どんなところなのか?、

何となくでも、ご存知ですか?

私は、南チロル出身の夫に出会うまで、正直まったく知りませんでした。

イタリアでイタリア語以外を話す人たちがいるとは、想像もしてみませんでした。

ドロミテについても、どこかで聞いたことがあるな、という程度でした。

 

イタリアには20の州があり(2018年11月現在)、その北東部に位置するのが、トレンティーノ=アルト・アディジェ州(特別自治州)です。

この州は、トレント自治県と、ボルツァーノ自治県からなり、このうちのボルツァーノ自治県を、ドイツ語でSüdtirol(南チロル)と呼びます。(イタリア語ではAlto Adige)

 

第一次世界大戦までオーストリアに属していた地であるため、人口の7割が今もドイツ語を母国語とし、文化的にも、ドイツやオーストリアの影響を当然ながら強く受けています。建造物などを見ても、それを感じられると思います。

また、一部の地域ではラディン語も話されており(そこの出身者としては、女子フィギュアスケートのカロリーナ・コストナー選手が有名です)、イタリア語、ドイツ語、ラディン語の3つが南チロルの公用語です。

 

自然豊かな土地で、リンゴやワインの生産が盛んですが、ここで一番有名なのは、何と言っても、世界自然遺産のドロミテ山塊でしょう。写真などで見たことがある方も大勢いらっしゃると思いますが、その景色は雄大で力強く、なお美しい!

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カレッツァ湖から見たドロミテ

ドロミテやその周辺は、夏はハイキングやサイクリング、冬はスキー、または絶景を楽しみながらのウェルネス、と小さいお子さんから年配の方まで、一年を通して幅広い方々が楽しめるので、ヨーロッパをはじめ、世界中からたくさんの旅行者がやって来ます。本当に素晴らしいので、日本の方々にも、もっと知っていただきたいです。

 

南チロルには、たくさん見所があるので、これから追い追い紹介していきます!